平成少数派の生活と意見

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『苦痛 + 反省 = 進歩』大富豪レイ・ダリオ氏の原則

グラフ

 

アベノミクスが理解出来る

年末で忙しい時期ですが。大掃除に疲れたら是非観て欲しい動画の紹介です。

『30分でわかる経済のしくみ(原題:How The Economic Machine Works)』が話題になっています。世界最大のヘッジファンド『ブリッジウォーター』創業者レイ・ダリオ氏が作成した動画の日本語版です。昨年公開した英語版は、すでにアクセス件数が百万件を超えています。

内容は非常に基本的な事ですが、基本こそ大切。経済を理解したい人は是非ご覧ください。アベノミクスでやりたい事が何なのかも理解出来ると思います。

 

 

レイ・ダリオって何者?

世界最大のヘッジファンド『ブリッジウォーター』創業者です。一説には「真の世界一の金持ち」と言われています。「投資業界のスティーブ・ジョブズ」とも呼ばれているそうです。

彼のヘッジファンドリーマン・ショックをあらかじめ予測し、大きな損失を免れた事で有名です。それどころか、あのウォーレン・バフェット氏が「最悪の1年」と言った2008年を乗り切り、資産を増額させたと言われています。

 



いつも何か見落としていないかと心配せよ。たとえキミが『自分はバカだ』と認識し、きっちり『原則』に従い、自らの弱点を踏まえて何か企画を立てたとしても、やはりそれでも何か見落としはあるものだ。常に何か見落としていないかと注意すれば、より安全性は高まる

『ニューヨーカー』ジョン・カシディ記者のインサイドレポート 年俸30億ドル(2250億円) 世界最大のヘッジファンドを率いる男(レイ・ダリオ氏)の物語 上 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]


これは、バフェット氏が最も大切だと言っているルール、「損をするな」に通じますね。損をせずに市場に参加し続ける事を優先するべきで、そうすれば大きなチャンスに巡り会う可能性もあります。

普通の人は「儲けよう」とばかり考えているので、守りが疎かになりがちです。そして、絶好のチャンスが来る前に市場から退場する事になってしまう。成功する人は、『自分はバカだ』と認識し、守りをしっかりと固めています。

レイ・ダリオ氏の言葉は、ウディ・アレン氏の警句を思い出させます。
「自信とは、人が現実を理解する前に持つもの」