ネットでボロクソ言われている楽天がなぜ人気なのか?
楽天株式会社の、2014年度第3四半期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年比20.9%増の283億円に拡大した。
楽天カードなどの金融部門が大きく伸びた事が大きいが、楽天市場も堅調に推移した。
ネット上での楽天市場の評判は最悪
今回注目するのは、楽天市場についてです。
検索すればすぐに分かりますが、ネット上での楽天市場の評判は最悪です。
掲示板であろうが、まとめサイトであろうが、アルファブロガー*1であろうが、みんな楽天の事をボロクソ言ってます。
出店業者が楽天に対して不満を持っているのは、私も良く知っています。
これほどまでに評判が悪いショッピングモールがなぜ栄える?
つまり、楽天市場というのは、ネット民にも、出店業者にも、非常に評判が悪いショッピングモールなんですね。
これほどまでに評判が悪いショッピングモールに、なぜ世の業者は出店するのか?
どこをみてもボロクソ叩かれているショッピングモールで、なぜ人は買い物するのか?
友人のネットショップを手伝っているので、業者が出店する理由は知っています。
業者が楽天市場に出店する理由はたった一つ。
よく売れるからです。
私は友人の1店舗しか知りませんが、本当によく売れます。
オリジナルショップや他のモールで売上に四苦八苦していた店舗が、楽天市場に出店したところ、みるみる売上を伸ばし、短期間で年商が億の規模に成長して行ったのを、そばで詳しく見る事が出来ました。
友人の店が特殊だったという可能性もあります。
しかし、楽天市場の業績をみると、同じように大きな売上を上げている店舗が数多くあると考えられます。ただし、楽天市場への出店はコストがかかるので、利益は少ないでしょうが*2。
どんな人達が買い物しているの?
では、それほど良く売れる楽天市場には、どんな人達が集まっているのでしょうか?それが私にはよく分かりません。
リテラシーが低い人達しか楽天で買い物しない、と言う人もいますが、これだけ売上があると言う事は、世の中リテラシーが低い人だらけと言う事になります。
でもね、楽天市場とは言え、ショッピングモールで買い物する人はそれなりにネットのリテラシーがあると思うわけです。ネット上の楽天の評判を知らないとは思えない。
これが、私が“ネットの評判”という奴をあまり信じていない理由でもあります。ネットを良く利用している人の中には、ネットの意見が全て、みたいな幻想を持っちゃう人が時々いますが、そんな事はあり得ない。もちろん、無視できるほど小さな事でもありませんが。
私の場合、安ければ楽天で買う。ただそれだけ。
私自身は楽天での買い物経験は数回しかありません。価格をきちんと調べてから買い物するので。
良く言われるように、楽天はポイント制度があるため、ポイントを貯めていない人にとってはそれほど安く商品が手に入るわけではありません。
それでも楽天の店が最安値の場合もあって、そういう時は楽天のお店で買い物します。
楽天の悪口の中に、洪水のように営業メールが来る、というのがあるのですが、それについてはいつも不思議に思っています。購読希望のチェックを外せば、一切送られて来ないのに*3。
チェックも外さないのに、メールが送られて来ると文句言ってる人の方がリテラシー低いと思うんだけどなあ。
まあ、最初からチェックを外しておいて、希望する人のみがチェックを入れるようにするべき、というシステムに対する意見なら理解出来ますが。
長々書いてきましたが、
- 業者はよく売れるから出店する。
- ネットの悪評はそれほど広がっていないか、知っていても気にしていない消費者が多い。
という感じでしょうか。
なんかありきたりな結論でスミマセン。m(_ _)m