平成少数派の生活と意見

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瞑想の効果を実感した出来事

瞑想者2

 

昨日の続きです。

 

最後の授業

それは、最後の授業を受けた時に起こった。
その日、私は風邪気味だった。既に微熱があり、軽い頭痛もあり、体が怠く重かった。典型的な風邪のひき始めの症状だった。

最後の授業は、クラス全員で瞑想をして終わるというスケジュールだった。クラスには5名いて、先生を入れた6人で輪になってイスに座り、瞑想を始めた。

 

脳がとろける

その時経験した事をどう伝えれば良いのだろう。

瞑想を始めて暫くすると、私の頭の中、中心部分がグニャリと捻れたのだ。おそらく信じてくれる人は少ないだろうし、正直に言うと今では自分でも半信半疑なのだけれど、確かに頭の中がグニャリと捻れたのだ。

耳の奥で脳がぐにゃりと捻れる音がして、目は瞑っているのに目が回り、上下左右の方向感覚が無くなってしまった。体はポカポカと暖かくなり、体全体が頭の中に吸い込まれるような、宙に浮いているような感覚に襲われた。

一瞬のような気がしていたが、実際には数分から十数分間そんな状態が続いた。

瞑想が終わって最後の挨拶を済ませ、教室を出た時、風邪が治っている事に気がついた。体は軽く、熱も無く、頭痛も無かった。

頭の中はこれ以上無いほどクリアで、気分も良かった。これが瞑想の効果なのか、と感動しながら家路についたのを昨日の事のように覚えている。

 

二度と無かった

しかし、残念ながらその後、最後の授業でのような経験をする事は二度と無かった。あの時の経験が忘れられず、結構熱心に瞑想をしたが、最後の授業で経験した感覚は戻って来なかった。

脳波というのは同調するらしい。おそらくあの時は、他の受講者や先生の脳波に上手く同調して、深い瞑想体験が出来たのだろうと思う。だから一人では深い瞑想が出来なかった。今ではそう考えている。

きっと瞑想の達人たちは、一人でも上手く脳波をコントロールして、深い瞑想に入っていけるのだろう。残念ながら私にはそこまでの技術が無かったと言う事だ。

昨日紹介した記事にもあるように、瞑想が体に良い影響を与えるというのはどうやら本当の事のようだ。瞑想の神秘の片鱗に触れた事がある身としては、もう一度瞑想を信じて始めてみようかと思っている。