価格.comの値段が最安値では無い理由
価格比較サイトでは本当の最安値を探し出す事は出来ない
ネットショップで買い物をする時、価格比較サイトを参考にする人は多いと思う。
全く同じ商品なら安い方が良いのだから当然だ。
私もよく価格.comを利用する。
しかし、価格比較サイトでは本当の最安値を探し出す事は出来ない。
当然ながら価格比較サイトの運営会社も商売だから、何らかの方法でサービスをマネタイズしなければならない。
例えば、価格.comは掲載する企業から掲載料を取っている。これは秘密でも何でも無く、Webページからも掲載料を確認出来る。
価格.com - 店舗情報掲載 掲載プラン ECサイト・ショッピングサイトの集客活用!
他にも、個別のショップでは無く、ショッピングモールと契約している価格比較サイトもあるようだ*1。
いずれにしても、信頼出来る価格比較サイトに掲載するにはそれなりのコストがかかる。
ここでは無いどこか
利益を削って、ギリギリの価格で商品を販売している店舗は、この掲載料をケチる。
元々の利益が少ないから、掲載料金の負担がバカにならないのだ。
また、家電品などの場合、メーカー側は有名な価格比較サイトを常にチェックしている。極端な安値で販売している店舗を見つけるとそこに商品を出さなくするためだ*2。
販売店がチェックして、「何故あの店はあんな安値で販売できるのだ、おかしいじゃないか」とメーカー側の担当者を突き上げる事もあるそうだ。
最近は家電量販店がうるさいらしい。過去、安値販売で街の電気屋さんを潰して来た事を棚に上げて、ネットの安値販売を見つけるとメーカーにキツくクレームを入れるという噂だ。
クレームを受けている担当者は、「因果応報」という言葉を思い浮かべて耐えているんじゃなかろうか。
だから、メーカー系列から仕入れているショップは、例え自社のショッピングサイトで安値販売していても、価格比較サイトのような目立つ場所には出てこない。
つまり、価格比較サイトに出ているショップの特徴は以下となる。
- 掲載料をコストとして販売価格に上乗せしている。
- メーカー側が直接コントロール出来ない仕入れルートを持っている。
- メーカー側が目をつぶらざるを得ないほどの販売実績がある。
我々は、この条件の中で最安値を探す事になるわけです。
当然、本当の最安値を探し出す事は出来ない。
でも、最安値では無いとしても、かなりの安値を探せる事は確かなので、これで十分なのかもしれません。
最安値を探し出す方法については、また別の機会に。
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