利他的な行動をとると「いいこと」がある!
意味を間違って使われている言葉としてよくマスコミに取り上げられる言葉に「情けは人の為ならず」がある。
「情けをかけることは、結局はその人のためにならない(のですべきではない)」という意味だと思っている人が多いそうだ。
本当の意味は「情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にしておいた方が良い」というものだ。
近年はそれを実験で証明している研究もあるらしい。
実験しなくても経験の積み重ねで分かっていた昔の人はエラかった。
■山岸 そして、人間が「進化の産物」である以上、
「利他的な行動」をとることによって
何か「いいこと」が起きなければ、
基本的には、身に付かないはずなんですよ。
■糸井 つまり‥‥。
■山岸 利他的な行動をとることによって、
「いいこと」が、あるんです。
ほぼ日刊イトイ新聞-やっぱり正直者で行こう! 山岸俊男先生のおもしろ社会心理学講義。
自分の為にも、他人には優しくするとしよう。