美しい顔を持つ北川景子と、彼女の精進の旅
北川景子さんは“精進”という言葉をよく使うらしい。
A-Studioに出演した時、笑福亭鶴瓶さんに、若いのに精進しますって言えるのは凄いと褒められていた。
デビュー9周年をブログで報告した時も、「これからも精進してまいります」と意気込みをつづったそうだ。
北川景子、芸能生活10年目に突入「信じられません」 - モデルプレス
北川景子さんを初めて知ったのはサントリーのダイエットウォーター Let'sのCMだった。
誰だこの可愛い子は、とわざわざネットで検索したのを覚えている。
サントリーのホームページに行くと、たしかLet's体操とかいう体操をする北川景子さんのCM動画を見る事が出来た。
北川さんはもの凄くかったるそうに体操をしていて、CMなのにこんなにかったるそうな表情を見せて良いのかと思ったが、それが逆に彼女の可愛さを強調してもいたから良かったのかもしれない。
その後、北川景子さんはテレビ朝日の深夜ドラマ「モップガール」で連続ドラマ初主演を務める。このドラマは北川景子さんが可愛いというだけで見ていた。
内容はほとんど覚えていないが、北川景子さんの演技の酷さだけは記憶に残っている。特にセリフ回しが酷くて、初めて見た時は笑ってしまったほどだ。
ただ、北川さんを擁護するとすれば、北川さんが演じた主人公はドジで鈍臭い役柄なので、わざとああいうセリフ回しにしたのかもしれない。
その後の北川さんの活躍は言うまでも無いが、私は「モップガール」でリタイアしてしまった。
次に北川さんの演技を観たのは月9の「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」。全話見る事は出来なかったが、北川景子さんの演技が普通に上手くなっていて驚いた。
まあ、出発点が低かったと言えば低かったので、さすがに演技派とまでは言わないけれど。でも、セリフを聞いて笑い出すことなんて事はもちろん無く、普通にストーリーに入って行けた。
美人女優は、もうそれだけで十分だと思っている。個人的な考えだけれど。
北川景子さんは兵庫県神戸市出身だが完璧な標準語を話す。
当たり前と言うなかれ。関西出身の役者さんで、アクセントが関西訛りのままの標準語でセリフを言う人は結構多い。
完璧な標準語のようでいて語尾に関西訛りがほんの少し混じる人もいる。
そういう人が東京出身の役をしていたりするとちょっとシラける*1。
よく大阪の人が、関東人の大阪弁は聞いてられない、と言うが、それに近い感覚だと思う。
さんまのまんまに出演した時、明石家さんまさんに、綺麗な標準語を話すから関西出身だとは思わなかった、と驚かれていた。
その時、相当頑張りましたから、と答えていたので、意識的に標準語のアクセントを学び、訓練したのだろう。
北川景子さんは、女優として、演技も、標準語も、精進したんだと思う。
そこには、単なる美人女優で終わらない、という意気込みが感じられる。
今後も期待出来る女優の一人である。
*1:役者だから言っている訳で、普通の人に訛りの無い標準語を話せと言っている訳ではありません。それから、標準語が良くて関西弁が悪いとか言ってるのでもありません。そこは誤解無きようお願いします。