平成少数派の生活と意見

ネットの片隅でどうでも良いことを呟く

ブログを書くにあたって注意すべき3つのこと(自分用)

これは誰かに向かって書くのでは無く、自分用に書いています。
時々見返して、自省するように。

知性の高さと斜めに見ることはイコールではない

先日、夜中にテレビを観ていたら、ジェーン・スーさんが出ていました。
「私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな」というスーさん(スーさんて!)の本のプロモーションだと思うのですが、その本の内容を解説していました。

101の理由の1つに「アルマゲドンを観て泣いている彼を、バカにした。」というのがあって、その内容を説明している中での発言です。

昔付き合っていた男性が「アルマゲドン好きなんだよね」と言った時、ジェーン・スーさんは「ああ、あのコメディ?」と言ってしまったそうです。

30過ぎた女性はなんちゃって世相切りをしがち。なんでも斜めに見て批判する。でも、そういう女性はプロポーズされないだろうなと自分を省みて思ったと話していました。

その話の流れの中で、「知性の高さと斜めに見ることはイコールではないんですよ」という発言があったわけです。

「知性の高さと斜めに見ることはイコールではない」ってのは当たり前と言えば当たり前なんだけれど、忘れがちだなと思って。
ブログなんて始めると、個性を出そうと思って物事を斜めに見ようとしがちだし。

しかも斜めに見るって本人が思ってるより簡単で陳腐でもあるし(特にネット上には物事を斜めに見た意見が溢れかえっていますよね)。
絶対自分もやりがちなので注意したいと思います。

 

自分の常識と彼の常識が違う場合がある。

 遠い昔、遥か彼方の銀河系で、中学生の頃読んだ吉行淳之介さんのエッセイの中の言葉。

昔に読んだ話だし、今その本が手元に無いので、細かい点は覚えていないし間違っている事もあるかも知れませんがご容赦を。

吉行さんの友人が大御所作家と懇意にしていて(大御所を慕って弟子のように出入りしていた)、今度紹介するよ、と言われた時の話です。

吉行さんが、あの人は相当怖いという噂を色々聞いてるから気が進まないという意味のことを言うと、その友人が、確かに怖いが常識的な対応をしていれば大丈夫、と答えます。

すると吉行さんは、自分の常識と○○さんの常識が同じとは限らないから、と言ってその話を断るのです。

このエピソードはその後の自分の人生に大きな影響を与えました。
当時まだ子供だった自分には常識は必ずしも一つでは無いと言うことが大きな発見だった。

自分の常識こそ唯一正しいと信じて疑わない人は案外多いけれど、自分はそういう風にはならないよう注意したいと思います。

 ダニング=クルーガー効果

未熟な個人が自己の能力に実際よりも高い評価を与える認知バイアスの事です。

 

これは、コーネル大学の2人の研究者の実験による理論として1999年に発表されたもので、「知識の少ない人間が、もっと知識の多い人々より自分の方が物事をよく知っていると思い込む」現象のことです。実験に当たって彼らが立てた仮説は以下の4つで、結果的にそれらがほぼ証明されたのです。

1.無能な人々は、自分のスキルのレベルを過大評価する傾向がある。
2.無能な人々は、他者が持っているスキルを正しく認識できない。
3.無能な人々は、自分の無能さがどれほどのものかを認識できない。
4.こうした人々も、本質的にスキルが向上するような訓練を施されれば、それまでのスキル不足に気づき、それを認めることができる。


ダニング・クルーガー効果(Dunning-Kruger effect): 猫の欠伸研究室 Research Labo of Cat's Yawning

 

「自分の無能さを把握できないほどに無能」にならないように。
くわばら、くわばら。気をつけよう。