頭の出来が違う
『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』を読んだ。
勉強の基本は「短期・集中・反復」だと思っているので、短期間にテキストを何度も読むこの方法は確かに効果があると思う。
東大首席弁護士・山口真由がやっている「7回読み勉強法」とは | PHPビジネスオンライン 衆知|PHP研究所
しかし、読んでいて思ったのは、そもそも頭の出来が違う、という事だった。著者は300ページ程度の本を、1回30分程度で読んでしまうそうだ。
「これは決して速読ではありません。特別な技能をもってして、速く読んでいるわけでもありません。正直、単なる流し読みです。」
とサラッと言っているが、普通の人にとってこの速さは速読と言って良いと思う。
「理解しよう」「覚えよう」と考えなければ早く読める、との事だが、1ページ6秒はさすがにキツイ。少しやってみたがなーんにも頭に残らない。(T_T)
ただ、繰り返し読みは古くからある受験テクニックの一つだから、効果があることは間違いない。
自分に合ったスピードで、繰り返し読むと良いと思う。2回目3回目と、読む回数が増えれば自然にスピードは速くなりますからね。
結局、勉強法って、自分で工夫しながら修正を加えて、自分自身で自分に合ったものに作り上げるべきなんだという、ごく当たり前の事を確認できた本でした。