平成少数派の生活と意見

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テレビを録画視聴する理由

テレビのリモコン

 

さすがの天才も年を取ったか?

ビートたけしさんが「第3次お笑いブームは完全に終わった」「あと10年はお笑いブームは来ない」とコメントしていて、でも今のテレビ界ってバラエティ全盛だよなあ、と違和感を感じました。

ただ、もしかしたら、ビートたけしさんは「お笑い」と「バラエティ」を分けて考えているのかもしれません。それなら分かる気がする。

また、10年後に再びお笑いブームが来たとしても、「いままでみたいなテレビの時代じゃねーんで、お笑い芸人としちゃ、タモリとかオレとかさんまとかみたいに、カネは儲けられないだろうね。」ともコメントしていて、これは納得できる意見でした。

一説には、ビートたけしさんは規制が厳しくなったテレビを既に見限っていて、テレビに出るのは映画を作る為の金稼ぎと割り切っている、という風に言う人もいます。

確かにビートたけしさんの番組での手抜き感は酷くて、それでも彼には業界内にも一般にも熱烈なファンが大勢いるので問題にはなっていませんが、さすがに視聴率が取れなくなって来ているので、いつまで今の状態を続けられるのかは分かりません。

いや、単にビートたけしさんが年を取って衰えただけで、手を抜いているわけでは無いと言う人もいますが、いずれにせよ、視聴率が取れなくなれば彼の番組は終わっていくでしょう。

ビートたけしさんのコメントの中で一番違和感を感じたのはビデオ視聴についての見解です。ビートたけしさんは好きなタレントさんなので困るのですが、控えめに言っても、この意見は一周も二周も遅れていると思います。

 



いい番組だと、とっておきたいっていうのもあるし、じっくり見たいってのもあるから、ビデオで見てるわけだ。生で見てないんだよね。2015年から、録画視聴率ってのをやるみたいだから、どうなるのか楽しみだね。

たけし「お笑いブームは完全に終わったな」 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社

 

テレビは視聴者主導のものになった

確かに番組を残しておきたい、後から何度も観たいと思って録画している人もいる事と思います。それはテレビ番組のDVDが発売されると一定数売れる事でも分かります。

好きなタレントさんや好きな番組を記録として手元に残しておきたいという層は確実にいるわけで、そういう人がテレビを録画するのは大切な番組だからなんでしょう。

でも、実際に録画視聴をしている人なら同意していただけると思うのですが、テレビを録画してから観る最大の理由は、「つまらない部分をスキップ出来るから」ではないでしょうか。そういう理由で録画視聴している人の方が数としては多いと思うのです。

生放送の時代、テレビは司会者のものだった。MCが番組の空気や流れを決められたから。それが、番組を編集してから放送すようになってディレクターのものになった。ディレクターは自分が良いと思った所を集めて放送出来るから。今は、自分がつまらないと思う部分をスキップしながら録画視聴する視聴者のものになったんだと思う。

作り手側としたら、番組内容が良いから録画視聴されるんだ、と思いたいのは分かる。でも、多くの人は、だらだらとつまらない番組全部を見る時間なんて無いから、録画視聴して時間を節約しているだけの事だと思うんですがどうですかね。なにしろ今のバラエティなんて、録画視聴すれば半分以下の時間で済みますからね。