平成少数派の生活と意見

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木村拓哉は一刻も早くSMAPを脱退するべき

昨日役者のタイプについて話したので、それに関連して。

“役者には、役柄に自分を近づけていくタイプと、役柄を自分に引き寄せるタイプの2種類がある。”と書いた。木村拓哉さんは後者だ。

時々、キムタクは何を演じてもキムタクだ、と言う人がいるがそれで全く問題ない。ハリウッドの名優の中にだってそういう人はいる。

役柄毎に全く変わってしまう演技は分かり易いが、それだけが唯一の答えでは無い。タイプが違うだけなのだ。
 

 

風に立つライオン

ライオン

『風に立つライオン』という、さだまさしさんの歌がある。

歌の内容とは全く関係ないのだが、『風に立つライオン』という言葉を聞くと、木村拓哉さんを思い浮かべてしまう。

嵐の中、崖の上で、風に向かって立つライオンというのは、想像の中でしかあり得ないのだが*1、『風に立つライオン』という言葉には、そんな凜々しい姿のライオンをイメージさせる力がある。

 

嵐の中一人立ち続ける木村拓哉

そして、私にとっての木村拓哉さんのイメージも、想像の中のライオンと同じように、激しい嫉妬の嵐の中、たった一人立ち続けているというものだ。

荒れ狂う嫉妬の嵐は彼の心と体を蝕んでいく。しかし、強風に飛ばされそうになりながらも、木村拓哉さんは一歩も後ずさりすること無く、その場で踏ん張って耐えている。

 

 

強い光と濃い影

光と影

光が当たればそこには影も出来る。光が強ければ強いほど影も濃くなる。物理の法則である。

木村拓哉さんにはとびきり強い光が当たっているので、影も濃く深い。

彼の場合、ドラマ視聴率が20%を切っただけでニュースになる。そんな役者は他にはいない。

ドラマに限らず、テレビ視聴率が全体的に落ちている時代なのに、20%を切っただけでオワコン等と誹謗中傷する人間まで出る始末だ。

ドラマ視聴率が20%を切っただけで騒ぐ人達は、実は木村拓哉さんの凄さを追認しているに過ぎないのだが、誹謗中傷するような人にそこまで考えが及ぶような人はいない。

 

もっと大切にするべき役者

スター

個人的に、木村拓哉さんほどぞんざいな扱いをされている役者はいないと思う。表面上な扱いでは無い。もっと本質的な事だ。

口々に演技が素晴らしいと褒めまくるテレビ局プロデューサー達は、そのくせ木村さんに対してカッコイイ男を求め続け、そういう役しか与えようとしない。

所属事務所も、2枚目のアイドルで居続けることを求める。
多くのファンも、アイドルでもあるキムタクを愛し続ける。

でもね、バカにする人がいるのを分かった上で、思い切って言いますが、木村拓哉さんは日本を代表する役者になるべき人です。周りの人間は、役者としての“木村拓哉”をもっと大切にしてやってほしい。

彼は、SMAPをやめて、アイドルも歌手もやめて、“木村拓哉”を突き詰めるべきです。ああいう“主演の演技”を出来る人はそうはいない。

高倉健さんの後を継げるのは、木村拓哉さんしかいないと思う。
“映画の時代”は終わってしまったので、現代の役者が大スターになるのは難しくなってしまった。

でも、“木村拓哉”なら、今よりもっともっとスケールの大きな役者になれる。

ジャニーズ事務所には、嵐など人気グループがたくさんあるし、人気アイドルも数多くいる。
木村拓哉さんのテレビ局に対する今までの貢献は言うまでも無い。
ファンの人も、今まで十分に楽しんできたじゃ無いですか。

もう、許してあげて欲しい。彼を解放して欲しい。

数年に一度の映画と、年に一度のドラマ以外の露出を徹底的に控えることで、“木村拓哉”はさらに輝くと思うのだ。

 


*1:野生のライオンならさっさと安全な場所に避難します(笑)。