ノラ・ジョーンズの演奏にスティーブ・ジョブズを見た
昨日こんな事を書いたのに、
今回は敬称略で行かせてもらいます。
“スティーブ・ジョブズさん”なんて書かれても、「誰だよ、“スティーブ・ジョブズさん”て」、となるでしょう?少なくとも私の場合、“ノラ・ジョーンズ”の歌は聴きたいけれど、“ノラ・ジョーンズさん”では聴く気になれない。
舌の根の乾かぬうちに、なんて言わずに、敬称略を受け入れていただけると嬉しいです(笑)。
スティーブ・ジョブズが亡くなってから丸3年。
スティーブ・ジョブズが亡くなってから今日でもう丸3年になる*1。
ジョブズがいなくなった後のAppleがどうなるのか、というのは多くの人が考察している。
典型的な「イノベーションのジレンマ」に陥るアップル - Market Hack
いなくなってから痛感するその偉大さ
先頃発売されたiPhone 6/6 Plusもいつもの様に大きな話題になり、よく売れているようだ。
賛否両論かまびすしいのもいつもの光景。
ジョブズがいなくてもAppleはAppleであり、多くの狂信的なファンを持つ希有な企業でもある。
Appleは、薄利多売で売上とシェアを高めるIT機器メーカーではなく、売上高よりもブランド力と高利益を求める高級ファッション企業という色彩が今後益々強くなっていくのだろうと思う。
その事が悪いとは思わない。
ただ、iOS8の不具合はあまりに杜撰で、スティーブ・ジョブズが生きていたらあり得なかった(ジョブズのチェックを通過できなかった)だろうとも言われている。
偉大な人間というのは、居なくなってから益々その偉大さを痛感するようになる。これからも、ジョブズがいたら、と多くのAppleファンが呟く事になるのだろう。
ノラ・ジョーンズの演奏にスティーブ・ジョブズを見た。
動画はノラ・ジョーンズがスティーブ・ジョブズの追悼集会で行なった演奏。
ピアノ一本だけでその場の空気を完全に支配してしまう彼女の歌唱力に圧倒される。
演奏が終わって軽く手を上げただけで帰る姿もクールでカッコイイ。
卓越した才能で周りにいるものをひれ伏せさせる。
この演奏自体が、スティーブ・ジョブズのメタファーでもあるのだ。
*1:2011年10月5日、満56歳で没。