あなたも超能力者になれる、かも
『虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)』という真言密教の秘法をご存知だろうか。若き空海が修得して、彼を天才たらしめたものとして有名ですから、聞いた事がある人も多いかもしれません。
一種の記憶力強化法なのですが、「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」という真言を100日間かけて100万回唱えることで、記憶力が強化され、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れる事がなくなるという秘法です。
空海は高知県の室戸岬にある御厨人窟(みくろど)という洞窟でこの修行を修し、強力な記憶力を獲得した言われています。
学問の神様と言われるくらいですから、空海の天才ぶりを伝える逸話はたくさんあります。その天才性を身につけるために行なった修行が『虚空蔵求聞持法』という訳です。おそらく、今で言われるところの『写真記憶』を持つ事が出来るようになったのでは無いかと推測されます。
この方法は音読法の一種だと思われ、脳が活性化するのは確かだと思います。今では音読が脳に良い影響を与える事は証明されていて、一時期、音読を勧める本が山ほど出版されていたからご存知の方も多いでしょう。
100日間で100万回ですから、1日1万回。1回唱えるのに仮に5秒かかるとしてみると、1万回で5万秒。1時間は3,600秒ですから、50,000÷3,600=13.888・・・。約14時間の音読。かなり大変ですが、生活全てをこのために使えれば無理では無いようにも思えます。
写真記憶が手に入れられるのであれば、約3ヶ月間、やってみる価値があるかもしれません。問題は、本当に誰でも写真記憶が手に入れられるかどうか、確証が無い事ですね。誰か実験してくれないかなあ。