平成少数派の生活と意見

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写真記憶位じゃどうにもならない世界

ハーバード大学

 

アメリカではエリートほど猛烈に働く事が良く知られています。そして、大学生も、優秀な大学の優秀な学生ほどよく勉強します。

昨日、『虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)』を修めれば『写真記憶』が手に入るのではないか、と書きました。書いていて思い出した映画があります。『ペーパーチェイス(原題:THE PAPER CHASE)』です。

 



ハーバード大学で、法律の勉強をする学生たちを点描した青春ドラマ。ひたすら成績の向上をめざす学生たち。だが、気の抜けない競争の中で、プレッシャーに耐えかね、脱落していく者も多かった。そして、全ての競争に勝った青年もまた、勉学だけの青春に虚しさを覚えるのだった……。

ペーパーチェイス - 作品 - Yahoo!映画

 

 

ハーバード大学ロースクールの学生はよく勉強する事で有名ですが、その猛烈な勉強ぶりが描かれています。原作はジョン・ジェイ・オズボーン・ジュニアが自らの体験を綴った同名小説なので、名門大学のロースクールの学生がどんなプレッシャーの中で必死に勉学に励んでいるのか、リアリティを持って見る事が出来ます。

恋愛は禁物。恋愛に割く時間があれば勉強しなければならない。寝る時間も惜しんで勉強。と、いうか競争に勝つにはゆっくり寝てはいられない。テスト前には食事する時間さえ惜しい。とにかく猛烈に勉強する学生の生活が描かれていて、日本の大学との違いに驚きます。

映画の中で、『写真記憶』を持った学生が出てきて、自分には『写真記憶』があるから、と自慢気に言うのですが、Q&Aを繰り返すソクラテス方式の講義では全く通用せず、テストで落第点を取り、仲間からも大事にされない存在になり、最終的には挫折して大学を去ることになります。

『写真記憶』を持っている事で、今まで秀才として過ごしてきた学生ですが、その程度ではハーバード大学ロースクールでは通用しなかったわけです。

この映画を観ると、アメリカとの交渉で日本が連戦連敗するのも納得してしまいます。あんな競争を勝ち抜いて来た連中との交渉は並大抵の事じゃ勝てない。TPPもいいようにやられちゃうんじゃないでしょうか。

資格試験を目指している人や、仕事にやる気が出なくて困っている人は一度観てみる事をお勧めします。向学心、向上心が湧いてくると思います。