平成少数派の生活と意見

ネットの片隅でどうでも良いことを呟く

国際宇宙ステーションから撮った地球の映像には国境が無かった。

ISS

 

世界初の有人宇宙飛行を成功させたガガーリンは、「地球は青かった。国境線は見えなかった。」と言ったと言われています*1

日本国籍保有者として初めてスペースシャトル計画に加わった宇宙飛行士である毛利 衛さんも、宇宙からの帰還直後、テレビカメラの前で「宇宙からは国境線は見えなかった」とコメントしています。

しかし人間は、国が違うとか、民族が違うとか、宗教が違うとか、違いを浮きだたせて戦う事をいつになってもやめません。

違いを受け入れて平和に共存して行くというのは人間には無理なんでしょうか。フランスで起こったテロのニュースを見て、暗い気持ちになってしまいました。

日本では急激に人口減少が進んでいます。今のままでは日本はパンクし、沈んでいくでしょう。その時に起こる混乱は悲惨を極めるはずです。社会保障をはじめとする今の社会制度が全て駄目になるのですから、社会的弱者ほど酷い生活に耐えなければならなくなります。

経済学の知識がある人のほとんどは、口には出さなくとも、日本を救うには移民しか手が無い、と心の中では思っていると思います。しかし、今回のフランスでのテロをみても、移民を上手く社会に溶け込ませるのは本当に難しい。

人種問題に社会が正面から取り組み、あれほどの歴史を持ったアメリカでさえ、黒人に対する警察の取り締まり手法をめぐって死者を出すほどの騒ぎになっています。とても日本社会が移民を平和裏に受け入れるとは思えない。

フランスで起こったテロですが、宗教問題が元にあるテロですが、とても他人事とは思えない出来事でした。

せめて、国際宇宙ステーションから撮った地球の映像を観て心を落ち着かせたいと思います。地上386.16キロメートルの軌道を秒速8キロで回っているISSからの眺めを繋ぎ合わせた微速度映像です。少なくとも、我々の住んでいる惑星はとても美しい。設定画面で画質を良くしてご覧ください。

 

 


*1:諸説あるようで、正確にはそのような事は言っていないとする説もあります。