平成少数派の生活と意見

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しびれるチャート

 

いやあ、しびれますねえ。

スイス国立銀行中央銀行)によるスイスフランの対ユーロ上限を廃止する決定を受けて、世界的な市場混乱が起きました。さすがのプロ達も相当やられたようです。



スイス国立銀行中央銀行)が15日にスイスフランの対ユーロ上限を廃止すると発表したことを受け、大規模なフランのショートポジションを抱える投機筋やマクロヘッジファンドが多額の損失を被りそうだ。

ショートポジションの規模は35億ドル超と、1年半強ぶりの高水準に膨らんでいた中での上限撤廃となり、フランは対ユーロとドルで急騰した。

 

 

 

日本の個人投資家スイスフランを取引している人は少ないようなので、大きな痛手は被っていないようです。ただし、今回の影響でユーロ・ドルやユーロ・円で損失が出た人はそれなりにいたとの事。



外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「スイスフランは個人の間で最も人気のない通貨の一つで取引量も非常に少ないが、さすがにスイス・円で50円近く変動すればかなり影響が出たことは間違いない」と指摘。スイス中銀の発表を受けてユーロが急落した場面で、「ユーロ・ドルやユーロ・円で損失が出た人はそれなりにいたし、瞬間的に市場全体の流動性が蒸発したような形となり、一瞬売買ができないような状態になった部分もあった」と話す。

 

 

 

これだけ急激に変化すると取引がなかなか成立せず、やっと成立した時は予想外の損失を被っていたという事になりがちで、実際、米FXCMの顧客の中には酷い事になっている人が大勢いるようです。



前四半期に過去最高の1兆4000億ドル(約163兆円)の個人取引を仲介した米FXCMは、スイス国立銀行中央銀行)によるフランの上限の撤廃決定を受けた世界的な市場混乱で、顧客口座が同社から2億2500万ドルを借り入れている状態になったと説明。同社の自己資本規制の順守が脅かされていることを明らかにした。

 

 

まあ、大損した人の裏側には大儲けした人がいるはずで、そういう人はウハウハなんでしょうが。投資の怖さを改めて感じた『スイスショック』でした。